植田義弘著「中山みき 秘められた大預言」発売記念に寄せて

複数の読者より天理教みさとブログを運営されている植田義弘先生がご著書を発行されたと聞いた。
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Lounge/6251/chirasi.html

私はまだamazonで発注したばかりで読んではいない。紹介文を読む限りでは、私の苦手な「おふでさき?」(教典)の引用が載っているが、「おふでさき」に親しみのある天理教人なら、読み応えがあるだろうと思う。今回は、販促依頼されているわけでもないが、勝手に紹介したいと思う。

この本の発刊に際しての植田先生のインタビューもYouTubeにアップされている。
http://www.youtube.com/watch?v=oM12CKI3Clc

私がまだ読んでいない本を紹介することは非常に珍しいことだと思う。その理由を述べる。植田先生は常々ブログをアップされている。そのブログで私は大変勉強させていただいているため信頼を寄せている。天理教の出版物(天理教の子会社である天理教道友社発行の出版物)を読めば、そこには天理教の素晴らしさが溢れている。同時に、そこには見聞を広げるような信頼は得られない。天理教の出版物をダメだとは言っていない。むしろ、特定宗教団体の出版物としては自然な姿勢であるとも思う。しかし、それでも天理教の信者数は減り続けていることに変わりはない。
私が信頼を寄せる天理教人に対して「大丈夫か?信者が減ってきて将来どうすんの?子ども養っていけるの?年金も払ってないんでしょ?」と私が心配しても、当の天理教人は「神様にもたれていればなんとかなる」と牧歌的である。部外者である私の方が天理教人よりも天理教の危機感を感じているという不思議な構造である。それでも、天理教の信者が高齢化になってきて減少している中で、誰もその原因究明や対策を打ち出しているものはいない。いても居酒屋の酔っぱらいの会話の閾を出ない。
そういった点に真正面から取り組んでおられる数少ない方が植田先生だと私は思っている。理論的背景や、問題点を鋭く指摘されている。それはこれまでの先生のブログの内容を見てもわかる。先生の思考に触れると、自分の天理教観がぐいっと引き上げられる体験を覚える。それは天理教道友社の出版物では得られない。そういった意味で、私は先生が天理教の出版社以外から、著書として思考を表現されることが、すでに素晴らしいことだと思っている。
もう一つ。これまでのブログから、私と植田先生には意見の一致が見られないところもある(私なんかと比較して申し訳ないが)。しかし、植田先生のようにきちんと思考し、自らの言葉で表現できる者を天理教内で見た事がない。「自分の思考を肯定する論文ばかり読んでいてはだめだ。自分の思考を批判する論文を読まないと自己実現は前進しない」と私は学生時代に学んだ。そういった意味で、自分とは異なる思考や天理教の今後に触れることができる貴重な方だと思う。確かに天理教人にとっては耳の痛い話も多いかと思う。特に現在ブログでアップされている「「点と線」のナゾ解き」は天理教人の多くが感じていることだが、なかなか言葉にできない天理教の厳しい現実が書かれているのではないかと思う。
http://tenkoku0805.blog9.fc2.com/blog-entry-223.html
表現の自由において、少数意見を大切にしたいと思う。特に宗教団体などの周りが見えなくなる思想形態は、リスキーシフトに陥る危険性を肝に銘じておくべきであろう。

植田義弘著「中山みき 秘められた大預言」発売記念に寄せて」への5件のフィードバック

  1. 匿名

    1. 他の会長さんの感想を読んでみて、あんまり興味もなくなってしまったところですが、
    この記事には納得です。

  2. 匿名

    2. 無題
    私は、4代続いた末端教会の子として育ちました。
    子供の時から、天理教がだいっ嫌いでした。
    4代続けて与えて勤めて尽くした果てに没落しました。

  3. 匿名

    みさとブログより
    「泥海古記」植田義弘著

    アマゾンで購入しました
    届くのが待ち遠しいです

  4. 匿名

    私もこの本を購入し読みました。
    本のタイトルが印象的で上手いなぁと思いました。しかし、全体的に解釈が少し強引だなぁ、というのが感想です。
    一読の価値は充分にあると思いますが、参考程度に。

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