奈良新聞や天理教によると、天理教から給水車5台が新潟を経由して、被災者への水確保に向かっているようだ。奈良新聞によると、これは国の要請を受けてのことのようだ。このことは、天理教と国の間にはパイプがあることを明示している。同じく被災地に通じる道路が繋がったというニュースもあり、今後ガソリンなどの燃料面だけがクリアされれば、どしどし被災地へ支援が届いていくだろう。また天理教では給水車とは別に3000人余りの災救隊を派遣するようだ。
同じく、関西で被災者を受け入れるという話は色々な所で進行している。関西広域連合では、実際に大規模な被災者の受け入れの検討に入っており、中部地方のPTA協会ではホームステイや里親として子どもの受け入れを発表している。受け入れも里親も天理教が最も得意とする分野であろう。また疎開に向けた輸送手段の支援を行うという企業もある。
あとは、天理教と国がゴーサインを出せば一気に加速すると思う。現地への支援と、外地へ受け入れる支援。助け合いとは被災者以外の人間も身銭をきって動くことである。誰のための支援を行うのか、その判断は非常に難しいものになるだろう。疎開は被災者にどの程度の拒否権が担保されて実行されるのかがポイントとなる。