売られたケンカは買いません

私のブログに対して「何も知らないくせに!」や「知ったような口を聞きやがってコノヤロー」というメールをいただくことがある。よくある。何度も言うが、私は天理教の専門家でもないし、天理教で生きている人間ではない。また都合が悪いことに、私は職業柄、人権や恫喝には非常に敏感に反応する。
もちろん人文学系の専門家として「知ったようなことを言うな」という気持ちは分からないでもない。私も仕事の上では「外野がごちゃごちゃ言うなよ」と思うことはある。言わないけど。しかしそういった言葉が天理教人から聞かれることは、天理教関係のブログをやっている上では、きちんとブログで伝えておかないといけないと思っている。なんだか変な責任感だけど。
毎回言うが、私は天理教を良くしたいなんて思わない。悪くなってほしいとも思わない。そんな大風呂敷は広げない。ただ私と接する天理教人を見て、私は天理教との付き合い方をきちんと整理したいと思うだけである。確かに私の見解は天理教の教義に疎い点が多い。また私に経験は広い天理教の中では非常に限られた世界かもしれないし、他の系統や天理教人には妥当性に欠ける点もあるだろう。しかし私は今後も声をあげることはやめるつもりはない。もちろん間違いを指摘されれば訂正したい。私にとっての天理教は、目の前で接する天理教人が天理教の全てである。
今後、天理教人と思われる読者から脅しや恫喝があっても私はそれには屈しない。私はそれほど強い人間ではないので、攻撃されても報復はしない。弱い人間なので、批判されると気持ちが折れるのでスルーすることは多い。ただ理不尽な攻撃には私の天理教観は(無意識的にでも)マイナスに働くだろうし、そういった文脈でブログを書いてしまうと思う。

このブログを始めて嫌な気持ちになることは多いが、同じくらい多くの天理教人が「凄くいい人」であることを再認識したことは言うまでもない。

売られたケンカは買いません」への4件のフィードバック

  1. 匿名

    1. 無題
     ニーチェ、カント、ハイデガー、あと個人的にはユングを読んだら大分違うんじゃないの、と思うことはある(ユング以外読んでないが)。
     信じる宗教を批判されると、たとえそれが個人ではない組織の在り方についてであっても、人格を否定されたように感じるひとは多いですね。
     カインさんの真の動機の部分が、そういったひとたちのネガティブな波動によって損なわれないことを祈っています。

  2. 匿名

    2. 信じられません。
    お道の人から、「何も知らないくせに!」や「知ったような口を聞きやがってコノヤロー」と言うようなメッセージが届くとは・・信じられないですね。

    もっと大らかで「なって来るのが天の理・・」と、大きく受け止められるのでは、と思っていましたが。

    こういう人が育っているのですね・・・バリ天と呼ばれる人なのでしょうか?

    最近の本部の方針が、人間を育てるというよりも、洗脳とかマインドコントロールというような手法に走っているいるように思えてなりません。

  3. 匿名

    3. Re:無題
    >calmiさん
    そういえば、私はユングの原著は一度も読んだことがないことに今気付きました。全部河合先生経由の理解でした。それでも私にはユングが理解できません。先日、友人と話していて精神分析の共産党論で盛り上がりました。歴史的存在意義は認めるが、社会のドミナントではあってはいけないという話でした。同じ文脈でフェミニズムがあると思いますが、彼女らの激烈な男性性否定口調は天理教人の否定口調と同じ構造なのだと思います。

    >1shinjyaさん
    誰がとかは私にもよく分かりません。昔の天理教を私はよく分からないので、最近の本部がどういった方針かは分かりません。ただ、1shinjya
    さんの仰られる方向性が事実だとするなら、時代と逆行していることは間違いないでしょうね。

  4. 匿名

    4. 無題
    feminismも、ジェンダーフリーも、なぜ間違った文脈で使われるのか、私には理解ができません。男性性も女性性も否定されないことを目指しているのではなかったのか・・・。ユングの集合意識を正しく理解している気はしませんが、何を以て神と呼ぶのか、普遍性か絶対性かはたまた神秘体験か・・・は考えてみてもよいかと思います。

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