要するにお金ってこと2


前回のブログで、「天理教人はお金がないのに、子どもを私立の高校や大学に通わせるお金があるのはなぜ?」という矛盾を呈した。

これに関して、以前も取り上げたが「天理教一れつ会」という財団法人が大きく関与している。親が天理教一筋(道専務)の場合、その子どもは高、大卒後に一定期間天理教関連施設で奉公することを条件にスカラシップ(年額数十万円)が給付されるというものである。この制度は子どもに修学の権利を保障する素晴らしい制度だと思う。しかし卒後の奉公と申請には大教会長の職印が必要という点がポイントである。結論を言うと私の知り合いに10年近く大教会青年をさせられた者がいることや、より勉強や部活を頑張りたいという若者が大教会長と話し合いもなく、意味も説明されずに熱い思いが潰されている。進路が大教会長の思うままに決定されているのである。この制度は一部の若者にとって教育的ではなく、支配的制度である。「もっと勉強したい」や「スポーツを極めたい」や「社会でチャレンジしたい」という意志が芽生えても、さらには社会貢献の熱意があろうと、大教会長の気分的思考で「大教会青年をしなさい」と反故にされる場合があるということである。そして実の親にさえも「大教会長さんが言っているのだから」や「最初にスカラシップ契約を結んだのだから」と応援してくれる者がいない。このような事例について私が知っている天理教人は数えるほどだが、明確な証言や特定の実名(大教会長)は複数確認してある。

数年前から、このスカラシップの給付制度が貸与制度に変更することができるようになった。その理由は私にも、教えてくれた天理教人にも分からない。財政的理由なのか教育的配慮なのか。以前に話をしてくれた天理教人は財政的理由を挙げて、給付された学生が、卒後の天理教関連施設での奉公をすっぽかしてしまうケースが相次いでいるとも教えてくれた。同時に、大教会長の職印制度は今もあるので、「貸与制度を利用できるようやになったからといって、それは子どもの教育的主体性が担保されるという意味ではない。貸与制度を利用して進路を変更できるというのは表向きであり、結局は大教会長の承認・決定次第は変わらない」とも説明した。

ここまでは以前のブログで詳細に論じた。この話を天理教人に話してみると「でも、幹部の子どもは天理教一れつ会なんて利用してない。天理教関連施設で働くと月に2万ほどの給料(お与え)が貰えるって言うけど、何十年も働けば、幹部(本部員)くらいだと月に50万くらい貰ってるんだぜ。月に50万も貰えてたら天理教一れつ会なんて利用せずに普通に子どもを私立でも進学させることができるさ」と教えてくれた。この話を聞いて私は驚きのあまり開いた口が塞がらなかった。

幹部が月に50万円も貰っているという話は初耳であった。一人の天理教人に聞いたことなので真偽は分からない。しかし幹部の子どもが大学卒業後に奉公せずにフリーターをしているケースがあることを考えると幹部の子弟は天理教一れつ会を利用していないことは推察でき、50万は嘘でも、ある程度この話は整合性がつく。(私は未確認だが)

私は天理教の財務諸表を見たことがないし、分析する力もないので幹部の給与がいくらかは何とも言えない。誰か天理教の財務状況をチェックできる人はいないだろうか。特に人件費の証明を確認したい。天理教の財務は月刊誌「みちのとも」で公表されている。しかし、それはほんの一部なのだろうか。天理教も他の教団と同じように都合の悪い情報はオープンにしていないのだろうか。

もし幹部が月に50万を貰っているからといって、私は悪いとは思わない。しかし、それでは各地の天理教人や大教会長に進路変更を認めてもらえなかった若者、そして信者はあまりに浮かばれないだろうなと思う。

続きは次回。

要するにお金ってこと2」への3件のフィードバック

  1. 匿名

    1. 初めてコメントさせて頂きます。
    はじめまして、Zinと申します。
    私のような人間もいる、という一例をお伝えできればと思いコメントさせて頂きます。

    乱雑な記載ですがご容赦ください。
    --------------------
    ・天理教の分教会の長男として生まれ育った20代の男。
    ・天理管内の高校を卒業、某私立大学に進学し、卒業。現在は会社員。

    ・大学時代の学費は、「日本学生支援機構」(以下、日学支)と「一れつ会」からお借りした奨学金、「大学内の返済不要の奨学金」を給付していただき支払った。
    →「大学内の返済不要の奨学金」は、家計調査書のようなものを提出し、特に家計が苦しい学生にのみ給付される奨学金。

    ・大学卒業後は、『天理教関連施設で奉公』などはせずに一般企業に就職。
    →そのため、「日学支」と「一れつ会」からお借りした奨学金(合計約600万円)は働きながら返済中。

    ・進路や就職に関して、大教会長が意見を言ってくることはなかった。主に両親と相談し、最終的には自分で決断。

    現在に至る。
    --------------------

    また、すでにご覧になっているかもしれませんが、「一れつ会」という組織についてはホームページがあります。

    以下、参考になれば幸甚です。

    http://ichiretsukai.tenrikyo.or.jp/
    http://ichiretsukai.tenrikyo.or.jp/?page_id=180

    私は、一れつ会の扶育を受けてきましたが、大学を卒業するくらいまで天理教に対して批判的な立場を取っておりました。
    きっと、教えを心から信じることができていない自分がいたのだと思います。

    いまは信仰心をしっかりと持って日々生活を送っております。

    ただ、天理教という教団の組織や構造に関しては、いろいろと議論すべき点はあると考えておりますので、カレン様のような意見を仰って下さる方は貴重な存在だと考えております。いつもブログを書いて下さり、ありがとうございます。

    最後に、今回のブログの論点から外れたコメントを多く書いてしまい、また、まったくまとまっていない内容で大変申し訳ございませんでした。
    また、機会がありましたらコメントさせていただきます。

  2. 匿名

    2. あらかた事実でしょう!
     私も典型的な、ご指摘の【「もっと勉強したい」や「スポーツを極めたい」や「社会でチャレンジしたい」という意志が芽生えても、さらには社会貢献の熱意があろうと、大教会長の気分的思考で「大教会青年をしなさい」と反故にされる】パターンでした。(T_T)
     こんな支配的な組織を、徹底的に作り変えてやりたい!と、腹の底から思っています!

  3. 匿名

    3. Re:あらかた事実でしょう!
    >量産型ZAKUさん

    ほんとうに天理教の教会には、江戸時代のような主従関係がありますね。
    幹部子弟は東京の有名大学に行ったり、海外に留学して箔をつけて、将来は幹部候補になることができます。
    いちれつ会の金などもらわずとも、お供えの上がりでそれが可能なのです。

    でも、末端教会子弟の場合は、親がお供えの重圧で教育費が不足しているために、そんなことができず、外で自分の能力をためしたいと言うと、教会青年でご奉公しろという指導が入ります。
    そして主従関係は代を重ねても、同じままです。
    親代々の主従関係です。

    しかし、こんな時代錯誤の組織が、今後も続くとは思われませんよ。
    じっさい教勢も士気もどんどん下がっています。
    ZAKUさんも、こんな組織などほっておいて、社会で世のため人のため、がんばりませんか。
    そのほうが親神様・親様もおよろこびになると思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。