2007年度の総括

もう大晦日である。

今年も社会では本当に色々なことがあった。
年末に清水寺で行われた今年の一文字では「偽」が選ばれた。
確かに偽を象徴するような一年である。

しかし、流行語にしろ今年の漢字にしろ
どうしても年間の総括にしては下半期の影響が大きいと思う。
ま、何を言っても「そんなの関係ねぇ~」ってとこでしょうか。

私個人の漢字としては「忙」であった。
職場において業務が忙しかったという意味より
色々な場所に出没し、あーだこーだとしゃしゃり出るという
周りの皆さんにはとって迷惑な忙しさであった(と思う。)

来年は落ち着いて一つ一つの仕事に没頭したいと思う。
個人的にも2008年は大きな仕事が2つあるので、それに集中したい。

このブログの天理教研究については
もうすでに頭の中に2つある事案を論破したいと思う。
1つは後継者不足問題。1つは縦組織の解体である。

どちらも長期的展望という意味では輻輳する部分である。
後継者問題というのは、社会的事象と絡めて論じたい。
また、私の耳に入る事例を提示して特に後継する若者の苦悩や理不尽さを
教理の矛盾と共に整理したい。

もう一つの縦組織の解体は、教会単位の縦の繋がりを整理する。
「理の親」という考えは、宗教教育的な妥当性を持ちながら
社会的には容認できない古典的概念である。
その点に言及し、教団は天理教を社会に容認されるためには縦を重視するのか
それとも縦を解体又は減じさせ、時代と共に地域に根ざした活動を展開すべきか
という視点を考察したい。
天理教組織的縦の繋がりは地域、家族という単位の変遷を参照しながら
「その考え、もう終わっちゃったよ」と遺物にするつもりである。
マルクスやフェミニズムのように、一定の社会的、歴史的意味は認めるものの
もうその欠点は十分露呈し、その理論では社会に通用しないことを展開したい。

どっちにしろ、壮大なテーマなので、1年間かけてコツコツ展開したい。
かといって、私の意見は日々刻々と変化(成長?)しているので
違った結論になるかもしれないが、丁寧に紐を解いていきたいと思う。

2008年もよろしくお願いします。

よいお年を。